困った人と怖い人
文章が ヘタすぎだから 長すぎて 結局記事を 分けて書く羽目
さっきの記事の短歌の内容にならないうちに、書いてるのが長すぎたから、あれで一応ひとつの記事にした。
四季折々にいろんな問題起こる、ってこと書こうと思ったのにー。
年末から新年は、未成年のアルコール購入が増える。
未成年の友達どーしでパーティするんだろーけど、どう見ても未成年って子が何人もお酒買おうとするから、それ阻止するのが大変。
でも、こういう子たちは、
「年齢確認証のご提示お願いします」
って言うと、
「あー、今ちょっとー、持ってないかもー、ですー」
ってあっさり諦めてくれる。
これが年末の未成年の特徴。
なぜって、べつにヤンキーじゃないから。
フツーの友達どーしで、クリスマスとかお正月とか気分盛り上がって、お酒も飲んじゃおーか、って可愛いノリだから、大人に咎められるとすぐやめる。
お花見のシーズンは、飲酒運転が増える。
飲み屋じゃないから、うちでお酒買っても、飲酒運転するって限らないから、成人の場合は販売断れない。
でも、そのかわり、警察がしょっちゅうパトロールに来る。
駐車場でお酒飲んでるような人が車に乗るの見られると、捕まってる。
すごい泥酔して、タクシーで乗りつけて、レジにゲロだけ吐いていくお客もいる。
女の子は泥酔してトイレから出れなくなってたりする。
駐車場で酔いつぶれて寝てるおじさんもいる。
その時は、家族の人の連絡先を必死で聞きだして、それで電話して迎えにきてもらった。
終電後の深夜、お金なくてすごい離れた街から歩きつづけてた若い男の人が、「もう疲れて歩けないからタクシー代貸して」って泣きついてきたこともある。
ひとり暮らしだから帰ってもだれもいないって。
しょーがないから次郎君と半分ずつだして貸してあげた。
ほんとに疲れてた感じだから、コーヒーは奢って買って、渡してあげた。
そしたら、あとでちゃんと返しにきてくれたから、美談になった。
タクシー代持ってなくて、タクシーで乗りつけてお金おろそうとしたけど、自分の銀行は夜中はおろせなくて、それで私たちに店員にすごい暴れるお客もときどき発生する。
怪我したヤクザが、バンドエイドとか傷の手当てするもの買いに来て、レジで店員に手当しろ、って凄んできたこともあった。
しょーがないからお客が買った消毒剤塗って、バンドエイド貼ってあげた。
私たち、なに、って思った。
春は年度の切り替えだから、近所の住民も入れ替わる。
新しい常連を覚えるのが大変になる。
学生のバイトも入れ替わる時期だから、それ教えるのも大変になる。
夏はヤンキーと残念な未成年たちの季節。
どう見ても中学生が、タバコを買いに来る。
売らないとごねる。
どう見ても15歳以下、っていうか、あなた地元の※※中学の子じゃないですか、ってバレバレの女の子が、
「あたしは21なんだよ。売れよー」
ってレジで粘る。
真夜中の駐車場でサッカーしたり花火したりヒップホップのダンスしたり、すごい騒いで近所から苦情がすごい来る。
「こんなとこでサッカーしないでくださーい」
「踊らないでくださーい」
「花火はやめてくださーい」
っていちいち注意しにいかなくちゃいけない仕事が増える。
今年はこれに、アイスケース入りたがるヤンキーが大発生したけど。
トイレでえっちされたこともある。
男女でおなじ個室に入ったのに気づくと、お加減が悪いんですか、って確認の声がけはする。
トイレの介助が必要な人かもしれないから、いきなり注意はできないけど、介助の必要がないような若い男女が入ったりしてると、女の人が脅されて、って可能性もゼロじゃないから。
集団で来た若い人たちは、だれかがレジにいて、ほかの人たちが通路にいると、万引きする可能性もあるから、レジにいながらそっちも気にしてる。
そういう時はレジはふたり態勢にして、ひとりはレジで精算してない人たちを見てたりする。
それで万引きしたなー、と思うと、
「ほかにご一緒にご精算するものはございますか?みなさん、べつべつのご精算ですか」
って、商品をポケットとかに隠した人のほうに向いて声がけする。
すごい悪質な万引き常習犯じゃないと、そこで、
「あの、これも」
って出してくれること多いから。
夏はヤンチャな未成年たちとの戦い。
夏はアイスの納品とも戦いがあるし。
在庫のスペース考えないで、すごい納品されてくるから。
秋はおでんとの戦い。
おでんの安売りがはじまるシーズンだから、おでんの在庫管理とおでんの廃棄とおでん売りとおでん買い。
大根の廃棄が多い日は、廃棄袋の半径数メートルはすっごいウンコ臭くなる。
ウォークインは在庫棚に入りきらないおでんの具材の番重で埋まるから、ドリンクの納品が地獄になる。
おでんの安売りの時は、休憩のゴハンもおでんになる季節。
家ではぜったいおでん食べたくなくなる季節。
日が短くなって夜が長くなって早朝の時間帯まで暗い季節になると、強盗の季節になる。
外が寒いから、ネックウォーマーとかでナチュラルに顔隠してお店に入ってこれるから。
冬の強盗はすごい怖い。
歳末とかで、なんかすごい切羽詰まった人たちが強盗するイメージがあって、夜更けにお客がだれもいなくなると、「ラクー♪」って思うより、なんか不安になる。
早朝にいつもくる常連のおじーちゃんとかがお店にはいってくると、すごい嬉しくなる。
冬はほかの季節より常連さんのありがたみがわかる。
いつも来てくれるお客さんって、すごい安心で嬉しい、って思う。
今年になってから(去年の暮れぐらいから?)、うちのほうはヤクザが増えた気がする。
腕とかすごい刺青した若い人とか恰幅いい中年の人とか。
「どっかに事務所でも出来たのかなー」
って男のバイトたちと言ってるけど、ほんとのことは私たちにはわかんない。
夜中しか来ないから、昼間の人たちは、お客で見たことないし。
土曜も、そういう感じの集団が来た。
最初はまゆげがぜんぜんない未成年っぽい男たちで、でもすごい怖い雰囲気で集団で来た。
アシモス君がレジにいたけど、タバコ買おうとしたんで年齢確認証の提示をお願いしたら、すごいからまれだした。
ヤンキーのからかうようなからみ方とかぜんぜん違って、ほんとにすごい怖いからみ方してきた。
こういう怖いお客は、若い男だとすごい凄んでくるから、女の人が対応したほーがいい。
だから私は、アシモス君に、
「私だと力ないから、ウォークインのドリンク補充やってよー」
って言いつけたふりして、レジ交替した。
それで、私も年齢確認証の提示をお願いした。
「そんなもんいちいち持ってこねーよ」
って言われたから、
「すみません。警察のほうから強い指導が入ってるので、おそれいりますがご協力お願いします」
って頭下げて言った。
「タスポなんて持ってねーよ」
ってまた言われたから、
「年齢が確認できるものでしたらほかのものでも結構です。免許証とか健康保険証とかお持ちですか?」
って聞いたら、
「ハァ?病院に行くんじゃねーのに、なんで保険証なんて持ち歩くんだよ。バカか?」
ってすごい凄まれた。
すごい怖かった。
怖かったら警備会社に通報する首かけのボタン押していーことになってるけど、お客の目の前で押せないと思った。
そんなもの押したら、余計怒らせる、と思った。
車で来てるのはわかったから、
「運転なさってる方は免許証お持ちですよね。それでも結構です」
って言った。
それで見せてくれたけど、まだ19歳だった。
「この方はまだ未成年なので、どなたか成人の方の確認証ございますか」
って聞いた。
「ハァ?運転出来るんだから成人だろー?バカか?うっせーこと言わずに売れよ」
ってまた数人に凄まれた。
「運転は18歳から出来ますが、タバコは20歳からしかお売りできません」
って言ったら、
「そんな法律あるかよ」
って言い返された。
あるし。
と思ったけど、「ありますよ」なんて怖くて言い返せなかった。
ヤクザの飲み会なのか、ほかにすごいいろいろカゴに入れて持ってて、
「これ買ってやるんだからタバコぐらい売れよ」
ってまた凄まれた。
でも未成年ってわかってて売ると、売った人がクビになるから。
「お買い上げありがとうございます。ただ、タバコとお酒だけは法律で未成年の方にはお売りできないので、ご理解ください」
ってまたすごい頭下げておじぎした。
とにかく頭下げておじぎして、断り続けた。
そしたら、
「おい、だれか年齢の証明書、持ってねーのかよ」
って言いだして、何人か駐車場に出てった。
そしたらもっと怖そうな男の人たちが3人入ってきた。
「ハァ?タバコ売らねーって?」
って、ほんとにすごいヤクザって感じの若い男の人たちだった。
アシモス君がまたフロアに出てこようとしたから、
「少々お待ちください」
って言ってから、バックヤードに入って、
「男が出てくるともっとからまれるから出てこないほーがいーよ。店長に電話してどーしたらいーか聞いて」
って言った。
それからまたレジに戻って、
「どなたか成人の方の年齢確認証のご提示をお願いします」
ってまた頭下げた。
「なんだよ。だれかに聞いてきたの?出さないと売らないって?」
って言われたから、
「警察からそういう指導を受けてるんです。申し訳ありません」
って繰り返した。
警察から、年齢確認断る人にそう言ってお願いして、って指導はほんとにされてたから。
そしたら、あとから入ってきた男の人たちが外に出てった。
またすごい怖い人が来るかも、って思ったら、今度はすごいフツーのおじさんが入ってきた。
「なんだよ。俺の年齢確認証がいるって?最近、きびしーね」
ってぶつぶつ言いながら、免許証投げてきた。
私の親ぐらいの年だった。
「はい、ありがとーございます」
って言ってから、レジの精算はじめた。
「こいつらのタバコじゃねーんだよ。いろいろとえらい人たちから買い物頼まれてね。こいつらもそれ買ってかねーと怒られっから焦っちゃってさ。警察呼ばないでやって」
って言われた。
ヤクザのパシリ集団!
って思ったけど、言わなかった。
前にもヤクザの宴会の買い物みたいなお客たちが来たことあった。
だからやっぱり近くに、そういう人たちがたくさんいるのかもー、って思った。
「はい。こちらもご協力ありがとうございました」
って、また頭下げて商品渡した。
おじさんが、いろいろ買い物したものをまゆげない若い男の人たちに分けて持たせて、あっというまにみんな帰ってった。
寝てた店長がやっと電話出て起きてお店にきたのは、そのあと。
「すごいヤクザみたいな人たちが来て、未成年なのにタバコ売れってすごい怒ってきたー」
って、すごい怖かったから私はすごい騒いで訴えた。
「怖い人が来たら、すぐ警備会社に通報しろ。警察も呼べ」
って言われたから、
「だって目の前で呼べないですよー。すごい怖いからボタンなんて押せないですよー」
って言い返したら、
「じゃあ、店長呼びますからお待ちください、って言って、オレ呼べ」
って言われた。
だから、呼んだんじゃん。
そしたら怖い人たち帰ったあとに来たんじゃん。
って、アシモス君と一緒になって、店長にすごい文句言った。
悪かったからアイス食って落ちつけ、ってアイス奢ってくれた。
今回はアシモス君と200円以上する高いの、奢ってもらった。
怖い人たちに囲まれた時、その目の前で通報ボタンなんてぜったい押せない、と思った。
ほんとに怖いことしてくる人たちじゃなかったから、すごい怖い人ってわけじゃないのかもしれないけど、でも何人もに凄まれるとすごい怖い。
この怖さ、だれかわかってー、って思うぐらい、怖かった。