ひきこもり女子いろいろえっち

20代ひきこもり系非正規女子のつまんないぼやき。とてもダメな人が書いてます。

私が三番目に寝た男は哲学者じゃなかったし

CDかけて 部屋片づけて 家なんて いらないって思う 待宵月の夜

 

部屋の片づけしてたら、模様替えとかいろいろしたくなった。

でも、廊下をでたら、家族もいる家だから。

 

そんな家族の「一部」に、自分だけの世界なんて作れない。

 

sakanaction (通常盤)

sakanaction (通常盤)

 

 

これ、ずっと流しっぱなし。
この中でいちばん「ミュージック」が好きだけど、「Aoi」はすごい踊りたくなる。

 

僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたのレーゾン・デートゥル」と呼んだ。


// 風の歌を聴け // 村上春樹


「raison d'etre」って知らない言葉だったから調べてみたら、フランス語だった。
フランス語って鼻の穴でしゃべるよね。
花粉症の人はフランス人になれないよねー。


やっとやっと、これ、読み終わった。
私の読書って、すごい遅い。


スプリさんから、なんでそんなに遅いの?って呆れられたけど。
わからないこと、いろいろ調べながら読んでるから、ってインタビューズでも答えたけど、それ以前に、フツーに文章読む速度が遅すぎ、なんだと思う。


だから、小学生の時は先生の言ってる話がリアルタイムで理解できなかった。
教科書も、読んだだけですぐなにが書かれてるのか意味わかってなかったし。


特に低学年のころ。

私はずっと算数ができなさすぎて、計算とかぜんぜんダメな頭、って思われてた。
でも、計算とかがわからないんじゃなくて、問題の意味がわかってなかった。
授業の先生の話の意味もぜんぜんわからなくて、テストも文章の意味がわからなくて、それでテストはだいたい0点近かった。


漢字とかは、そのとーりに書けばいーんだ、って気づいたから、漢字テストはできたけど。
でもほかのいろいろは、その教科がダメっていうより、授業とか教科書がわからなくて、わかるまですごい時間がかかった。


小学校にあがった時は、字は反対向きに書いてたし。
今はそんな反対に書けないから、あの頃、ある意味天才だったのかもー。


小さいころは、お母さんやお父さんに怒られても、怒られてる意味がわからないことが多かった。
わからない、ってバレるともっと怒られると思って、ぜんぶわかったふりして怒られてた。


何日も言われた言葉を頭の中で繰り返して、それで意味がわかったりしたのもあったけど、何年もたって、
「あの時、お母さんの言ってた意味って※※なんだー!」
って、突然気づくのもあった。


小学1年になった時、私は女子みんなに嫌われて、だいたいの女子にムシされてた。
その意味もわかってなかったから、私は男子と遊んでた。


保護者会で、私のいじめが問題になったんだって。
どーして発覚したかって、私の机の中から大量に、女子からの絶縁状が出てきたから。

 

私はそれ見て、自分がいじめられてるって深刻に悩んでなかった。

なんかみんなが怒ってるなー、って思って、だから男子と遊べばいーや、って思ってた。

保育園のときから、女子の遊びに誘ってもらえてなかったから、だいたい男子と遊ぶことが多かったし。

手紙はすてると悪いと思ったから、机にとっといてた。


それ以外に、女子のあいだで、私をバカにした絵の手紙がまわってた。


その手紙、私のとこにもまわってきてた。
でも、私は、それが自分のことってぜんぜん気づいてないし、その絵、私には可愛いって思ったから、自分のノートにうつしてた。
そしたら、みんなに笑われて、その絵が私のマークになった。


クラスではやってる絵なんだ、って思って、私も自分のノートにいろいろ、自分でその絵を描いたしねー。
今でもそのノートの絵見ると、自分でウケてる。


うちのお母さんがすごいショック受けて、それでほかの優しいお母さんたちもうちに来て、いじめられた話を私から聞きだそーとした。
その時、私は自分がいじめられてたこと、知ってびっくりした。


バカなほーが幸せなこともあるよねー。


自分で、いろいろ人の話が理解できない、って気づいたころから、人の話とか忘れないよーにノートに書いておいた。
お母さんに言われて日記つけるよーになってからは、日記に、
「今日、※※さんに※※※って言われました」
とかって書いておいた。


お母さんはそれ読んでも気づいてなかったけど、私は言われたことを理解したから書いたんじゃなくて、ぜんぜん意味がわかってなかったから、あとで考えるために忘れないよーに書いてるもののほーが多かった。


算数も、先生の話はぜんぜんわからなかったから、教科書見て、数字のとこだけ見て、っていう感じで、なんとなく計算を覚えてった。


でも、だんだん、数字を頭で思い浮かべることができるよーになってった。


数字にいろんな色がついてて、計算式見てると、頭の中でその数字が遠くからクローズアップされてきたり、計算する数字とくるくるからまって、それで答えの数字が浮かんできたり、って感じのイメージが頭に浮かぶよーになった。


カレンダーも、今週だけ覚えると、それからどんどん次の週の日付が頭に表になって出てくる。
すっごい先まですぐわかる、っていうサヴァン症候群みたいなんじゃなくて、
「再来週の木曜、って何日だっけー?」
って、考えると、頭に白紙のカレンダーが出てきて、一週間ごとぱたぱた数字が入力されてって、再来週のカレンダーができあがる。
1週間は7日だから、っていう数字の計算を頭でするんじゃなくて、その数字が自動的にぱたぱた出てくるっていう感じのが私の頭。


いろいろ考えると、私の思考って映像の動画みたい動く絵になる。


村上春樹の小説は、私の頭の中ですごい映像化しやすかった。

 

「僕」のペニスはレーゾン・デートゥル、とかってことを理解しよーとすると、私の頭のなかに春樹のおじさんのペニスの形したゆるキャラがにょきにょき出てきて、それに顔が描かれてあって、そのゆるペニが春樹のおじさんの存在理由を語りだそーとするの。


そんなイメージがいちいち頭に浮かぶから、私は小説読みながら、頭の中で同時上映の映画見てるみたいになる。

 

それで、その春樹のおじさんのゆるペニが存在理由を語りだそーとすると、私の裸のゆるキャラが出てきて、
「女のレーゾン・デートゥルってのは、どこなんだろー」
って、自分の裸見るの。


おっぱいかなー、って思ったけど。
でも、おっぱいって、私の存在理由っていうより、男が見た時の私の記号、だからね。
女のおっぱいって、女のアイデンティティとかじゃなくて、男が女の区別つける記号でしょ。


じゃあ、なにかなー、って思った。


局部?
それは、性別の記号だから、それも私の存在理由じゃないしねー。


女は子宮で考える生き物、って言われるけど、子宮って女になくたっていい臓器だからねー。
あれは子供生むための入れ物だけだから、なくたって子供を生めないっていうだけで、女の生命に関係ないし。


男はなんでペニスが存在理由になるの?


ペニスのこと、「息子」っていうけど、自分の肉体とペニスで「親子」関係を完結できてしまえるから?


女は子宮で子供育てるけど、でも子宮のこと、「私の娘」って言わないよねー。


女にとって、「自分の子」はあくまでも、男の種と一緒に作った自分とは別の命、だから。


「オレのジュニア」とかって自分のペニスのこと言う男は、卵子なんて必要としなくて、自分と同化した命を「息子」って言う。


男にとって「我が子」ってそういうものだから、ペニスが存在理由になっちゃうのかなー。


って思った。

 

って考えてるあいだ、春樹のおじさんのゆるペニと私のゆるヌードがゆるゆるなアニメになって頭の中で上映されるから、ぜんぜん小説が進まない。


でも、私にとって、こんなふーに頭の中で上映会が開催されることっていうのは、それは自分の理解に繋げていける。


ときどき、ぜんぜん頭の中でなんの上映会もはじまらない文章がある。


いろんなブログ見て歩いてると、すごい、それわかる。


あるブログは、すごい難しい話書いてるのに、私の頭の中で上映会がはじまって、その映像見ながら、私はいろいろ理解する。


でも、そーじゃないブログでは、何回読んでも頭になにも映像が出てこなくて、読んでる文章が目の前でちかちかしてるだけで、私の中になにも入ってこない、っていうの、時々ある。
何回も読み直しても、私はそこになにが書かれてるか、ぜんぜんわかんないの。


これをわかる練習しよー、って、何回も読むんだけど、でもどーしても私の頭でぜんぜん理解できない文章ってある。


はてなの人気に入ってたりすると、ほかの人たちはちゃんとそれわかって評価してるわけでしょ。
だから、わからない自分の頭にすごい焦るけど、今も私には、ぜんぜんわからない言葉や文章っていうのがある。


映像が浮かんできても、ぜんぜん浮かんでこなくても、どっちにしても、私は自分がなにかを理解しよーとするには人よりすっごい時間がかかる頭してる。


このブログだって、いつもなにも考えないで書きだすから、構成もちゃんと頭にないし、キーボード打ってると自然に次の文章が浮かんできて、それ打ってるだけ。
だから、あのこと書こー、と思ってても、ぜんぜん違うこと書いておわること多い。


ときどき、小説書けばいーのに、ってコメント見るし、小説書きませんか、って出版社の人からお誘いもらったりしたけど。
小説こそ、ちゃんと起承転結とか考えて、ひとつの物語を自分で組み立てて書くわけでしょ。


そんな高度な頭、私にはないからねー。


キーボード打たないと、次の言葉が出てこない。
出てこないっていうより、私の頭の中には出番待ってる言葉なんてなくて、キーボード押すと、
「押すと」
と押してるあいだに、次の言葉がその時に頭の中で生成される。


それが打ち出されていく文字見て、私はこんな言葉書いてるんだー、って、その自覚が表示される文字のあとからついてくる感じ。


そーいうの、
「なにも考えてないでしゃべってる」
ってことなのかもしれないけど。

 

ほんとは今日だって、ペニスの話だけで終わるつもりじゃなかった。