窓開けて風取りこんで
バイパスの 濃霧のように 灯りにじませ 見なくちゃダメな ものに目こらす
↑ひさしぶりに短歌詠んでアップしたら、57577になってなかった。
これじゃ57777だよねー。
ここは批判どころ、だよねー(^_^)
朝から雨が降って、夜は晴れた日。
ものすっごーい濃霧が発生して、バイパスは前を走ってる車のボディがぜんぜん見えなかった。
赤いテールランプがぼんやりにじんで見えるだけ。
対向車線のヘッドライトは、霧が作ってる空中のスクリーンにいろんな動く影を映し出して、なにか飛び出してきたんじゃないかってブレーキペダルを何度も踏み込みそーになる。
幻想的だけど、そのまま霧に飲み込まれて地獄までいっちゃいそーな怖さがあって。
ここのアクセス、少しは減ったけど、更新してないあいだ、横ばい。
読者登録されてる数の何倍もアクセスがある。
でも、登録してる人はダッシュボードで更新の確認ができるから、更新してないあいだのアクセスってそれ以外の人が多いのかなー。
アクセス解析みると、私のブログタイトルをいろいろ検索して飛んできたアクセスがいちばん多い。
更新してないあいだは、ネットやってる時間も減ったけど、やってる時は人のブログをいろいろ読んでた。
もひとつブログのほーにも書いたけど、さいきんのはてなは、はてなのツールの使い方でいろいろルールを議論されてる。
会社が提供してる機能をユーザーが(規約に反しない範囲で)自由に使っていーと思うけど、そーじゃなくて「はてなルール」を明確にしたがる人も結構いるんだなー、って知った。
考え方が違う人どーしでバトルみたいになってたりね。
でも、どっちもなにを代表して戦ってるのか、その議論に興味ないはてなユーザーにはわからなかったり、ね。
私はこの前、はてなから会社に招待された。
それはヒアリングっていう目的の招待だったけど、つまり私が会社にいって、はてなの人がいろいろインタビューしてくる、って招待だったみたい。
私ははてなのこと、ぜんぜんまだよくわかってない新参者だし、いろんなはてなのサービスを使いこなしてるわけじゃないから、はてなのユーザーとしてなにも有益な回答なんてだせないって思った。
会社に来るのがタイヘンならメールかスカイプで、ってことだったから、スカイプはやってないからメールで回答したけど。
その時、私は大した回答してない。
だけど最近のサードブロガーとかブクマ問題とかいろいろ見てたら、はてながベテランユーザーじゃなくて私みたいな「はてな新参者」にヒアリングしたがった意味がなんとなくわかった。
古くからあるローカルルールが強く根付いてる土壌に、新規の参入者が入ってこれる間口を広げることが、今のはてなに必要な気がする。
はてなの空気なんてなにも知らなくて、でも「ブログ」っていうのは知ってて、「はてな」をやりたいんじゃなくて「ブログ」をやりたい無邪気なユーザー。
私だって、はてなに向いてない、っていろいろ言われたし、はてなになかったタイプって言われた。
でも、それにすごいおどろいたけどね。
だって、私がやってることは「ただ日記を書いてる」ことだから。
それもぜんぜん上手じゃない文章で、読者を意識もしてない、お金もとれないレベルの素人日記。
そんな日記ならSNSでもみんないろいろ書いてるでしょー?
SNSだと日記書くのは本名で、ってことになるから、匿名で書きたくてSNSじゃないとこで書いてるだけで。
「ブログ」でいろいろ自分の好きなことして遊びたいだけ、っていう、すっごい無邪気なユーザーが、今のはてなには入りにくいのかなー、って、いろんな議論見てて感じた。
でも、はてなは一部のコアなユーザーだけじゃなくて、たぶん、いろんな種類のユーザーの枠を広げたいんじゃないのかな。
だから、ブックマークに「はてな女子」枠を作ったのは、「女子」が入り込みやすい間口を広げたんだと思う。
っていうことは、それまで「女子」に使いづらいサービス、ってことだったんじゃないの?
わざわざ「女子枠」作るってのは、ね。
女性が優待されるよーに見える世の中のいろんな仕組みは、その前にそこで女の人にはいろいろ不具合があった、ってことの裏返しだと思うから。
私が、はてなに招待されたのは、「新参者」だったから、って思った。
はてなのこと、よくわかってないのに、はてなに入ってきた「なにも知らない新参者」だからねー。
私は大した回答を書けなかったけど、はてながこれからヒアリングを続けていくなら、私みたいに「はてなのことなんにもわかってませーん」っていう新人ユーザーにどんどん意見聞いていくといーよねー、って思った。
いろいろ書かれてるはてなブックマークのローカルルール読んでて、私もびっくりしたのがあったから。
私のブックマーク使ってみよーと思ってて、その使い方って自分で考えてたけど、そのまま使ってたら私も叩かれてたかも。
自分のIDで使うはてなの機能を、ほかのユーザーと整合性をもたせて使わなくちゃいけない、なんてすごい息苦しい。
規約に反してないけど、これはユーザー間の暗黙のルールだから、っていうものに従わせる風が吹く土壌に、ぜんぜん文化の違う新しい人は入ってきにくいよね。
リアルの社会でもそーいうの、よく聞くし。
郷に入っては郷に従え、っていうの。
先祖代々から住んでる人たちばかりだった土地が、いろいろ開発されて、ぜんぜん違う土地から移り住んでくる人たちがたくさんいて。
新しい人たちが作るコミュニティは新しい常識を作る。
でも古い人たちは、その新しい常識で自分たちが築いてきた常識が壊されるのを嫌がる。
嫌がる、んじゃなくて、憎む。
私のお母さんが、お父さんのせいでいろいろ経済的にタイヘンになって、家賃とか生活費が安くすむ地域に引っ越し考えたことがあるんだって。
そこにお母さんは実際行って、借りたい家探して、それはすぐ見つかったんだけど。
でもそこのいろんな住人に「ここに越してきたいんだけど」って話してみたら、お母さんみたいに他所から越してきた人たちはみんな、「ここに来ないほーがいーよ。新参者には冷たい土地だから」って忠告したんだって。
それでお母さんは、移住はやめたって。
古くから住む人の顔色うかがっていく?
それとも、そんなのムシして、新しい風を吹かせちゃう?
私は、はてなが面白くなるのは、新しい風をシャットアウトする窓をとっぱらうこと、って思った。
はてなは、とても頭がいいユーザーが多くて、新しい風を自分で起こしたり、吹いてきた風を楽しんだり、っていう知性もあって、いろんな風吹かせる可能性って、すごい高いと思う。
それを一部の人たちが頑なに守る「常識」が、はてなが開く窓をどんどんピシャリって閉めてっちゃうのは勿体ないよねー。
はてなのこと知らない人たちが、はてなをどんなふーに使うか、どんなふーに使っていきたいか。
はてなの人は、こーいう「はてなのことぜんぜんわかってない」新規ユーザーの声、拾い上げてほしーなー。
「ブログ」は知ってるけど「はてな」は知らない。
そんな人たちが、はてなになかった風を取り込んでくれると思うから。
文化って流動的で、その流れを作るのは、その文化を楽しもーとしてる人たち。
それを批判するばかりの人たちって、自分から楽しいことを新たにはもー作れなくなってるんだよ。
だから、「楽しみたい」っていう、新しく生まれてくるいろんな感情を、ひとつひとつ消していくのが楽しいだけになっちゃうんだよね。
私はさいきんのこんないろいろな騒ぎを見てたら、ここで自分が好きなよーにやっていこー、って思えた。
それを「つまらなくなった」とか「短歌がヘタすぎる」とか、いろんな角度から叩く人いると思うけど。
でも私は、そんなこと言う人の人生壊してるわけじゃないし。
バカがバカなこと書いてバカなダンス踊るよ。
それを嗤ってたって自由だよ。
でも、「笑い」は新たな「楽しさ」を生み出していく連鎖の原動力にもなるけど、「嗤い」はそこでムーブを断ち切るだけ。
だれかを嗤うより、だれかと一緒に笑ったほーが、楽しい気持ちは膨らむから。
アクセスがすごい少ないブログだって、書きたい気持ちがあればブログを続けることで「楽しい」っていう世界が膨らむ。
世界を広げないどころか、人が見つけた楽しいものをひとつひとつ消して世界を狭めていく声は、その声の主の個室を作ることしかしない。
日本はもーじき、いろんな自由が規制されよーとしていく風が吹いてる。
そーいう怖い法律が作られていくこの今、自分たちから奪われる自由の自覚がなくて、人の自由を規制してる場合じゃないって。
「自由」っていうのは、とても大切に守っていかなくちゃいけない財産だと思う。
自由には責任も伴うけど、その責任は、人の自由を縛る縄に使っちゃダメだよねー。
はてなはもっと自由に。
って思います。