まっくろ山の黒噴火
吹き荒れた 一日過ぎて ツンと澄む 月夜の輝き 明日は晴れかな
って、夜書いて、インタビューズをいろいろ答えてたら、酔いすぎてこっちは下書き保存にした。
今日は台風一過のすっごい秋晴れ。
疲れて眠い時にバドワイザーとカシス飲んだから、なんか頭がふわふわ酔って、インタビューズの答えがすごいことになってた(^_^)
インタビューしてるの、ぜったいヤマネおにーさん(id:sho-yamane)だと思ったから、酔った勢いでヘーキで答えてた(^_^)
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- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/02
- メディア: 文庫
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これ、やっと最後まで読んだ。
最近、仕事でいろいろ疲れすぎてて、ベッドで本開くとすぐ眠くなって、ぜんぜん読めてなかったから、ずっと相撲のとこで止まってた。
その次の章を読みだしたら、パラサイトシングルだった穂村さんが部屋を探しに行く話だった。
このエッセイは、もともと穂村さんが書いた「人生の経験値リスト」で未経験になってたことを体験してみて、ってテーマだった。
サクマさんっていうすごいきれいな編集者さんが依頼してきて、穂村さんと一緒に体験してくれることになってた。
その依頼の打ち合わせのときに、穂村さんは独り暮らしもソファーのある部屋にも住んだこともない、って話が出てた。
だから、「最後はほんとに独り暮らしするんだー!」って、わくわくした。
私のその、わくわく返して。
宇多田ヒカルの歌で、「わたしの心返して」って歌詞があるけど、このセリフ、リアルでほんとに言っちゃう時が来ると思わなかった。
えー、えー、えー、えー、えー、ってすっごい声あげたから。
ほんとに声、出てたから。
私の心、返して。
そのこと書くと、このエッセイのネタバレになっちゃうけど、それでも書くので、ネタバレ読みたくない人はここまでにしといてください。
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この「パラサイトシングルマン、部屋を探しに」の中で、穂村さんが部屋を探した街は「花荻窪」って書かれてた。
隣は荻窪で、その反対の隣は吉祥寺、って。
「えー、荻窪と吉祥寺のあいだって西荻窪じゃなかったー?」ってびっくりして、誤植だと思った。
中央線じゃない私鉄があるのかもー、って思って、それで調べてみた。
でも、そういう駅名出てこないから、なんで穂村さんが「花荻窪」って書いてるのか、そのこと調べてみた。
「穂村 花荻窪」
って、グーグルの検索バーに入力した。
これで出てきたの、みてみてー。
「うそー、うそー、うそー、うそー、うそー」
って、私、声出したから。
それから慌てて、エッセイの続き、読んだ。
読みながら、ぜったい涙目になってたと思う。
なんでー。
結婚なんてしたくない、って書いてたじゃーん。
生活といううすのろを乗り越える気がしない、って書いてたじゃーん。
だから、私、
「私もそう♪」
って、穂村さんにすごい共感して、それで穂村さんにすっごい恋しちゃったのに。
私の心、返して。
穂村さんが、今は結婚してるってのは知ってる。
だから、こんなエッセイ書いたあと、うすのろ越えれる人と出会ったんだー、って思った。
その時は、もー独身じゃないの残念、って思ったけど、でも、穂村さんが幸せなのは嬉しい、っていう白い気持ちもほんとにあった。
その白い気持ち、「現実入門」読み終えた時は真っ黒。
このエッセイ、ひとつひとつの体験読んでるあいだに、「いつのまにこんなことになってたー!」ってことになってた。
うう。(穂村さんの真似)
「ぼくは独身ですよ。結婚なんてとても考えれないからなー」
って笑ってる男の人に、
「私も、です♪」
って共感して、それでいろいろ一緒に遊んでた気分。
それが、このエッセイ読んでる時の気分だった。
でも、その人、いつのまに。
うう。(穂村さんの真似)
エッセイ読んでて、穂村さんが褒めるサクマさんを、私も好きになってた。
なんでこんなステキな女の人と、こんないろいろ体験ごっこして、恋愛になっちゃったりしないんだろー、って思ったし。
編集者さんってプロだから、ちゃんと仕事と自分の感情切り分けれるのかなー、って思った。
それとも、穂村さんのこと、タイプじゃないから、仕事の担当ってだけでいれるのかなー、って思った。
それを穂村さんも気づいてたから、サクマさんとは仕事だけしてたのかなー、って思った。
穂村さんは、違う人と結婚したんだと思ってたから。
このエッセイのずっとあとに、だれかと出会って結婚した、って思いこんでたから。
うう。(穂村さんの真似)
私の心、まっくろ。
この、まっくろさに、自分がすごいびっくりした。
これって、ヤキモチ、だよね?って。
そーいう感情、自分がこんなに持ってる、ってのにすごいおどろいた。
なんで、
「わー♪おめでとー♪」
って、穂村さんのハッピーエンド、喜べないの?
なんで、
「だまされたー」
って、醜い気持ちがわーっと膨らむの?
自分がすごいイヤになった。
そーいう読後感になった(;_;)
ヤキモチ、って感情はきらい。
ヤキモチやいてる自分のこと、イヤになるから。
悲しい、って思う気持ちと違う。
失恋した時、傷つくのって、悲しいって気持ち。
でも、その気持ちにヤキモチが混ざると、悲しい感情がどす黒くなる。
好きだった先生と、もー会えないってことになった時、このどす黒い感情消すのが大変だった。
先生に会えなくなるつらさより、どす黒い感情をムリヤリ消すつらさのほーが強かった。
もう、あーいう自分はぜったいイヤ、って思ったから、私はヤキモチって感情、持たないことにした。
でも、そんな自分の誓い、自分が簡単に裏切る。
エッセイ読みおわってから、どす黒い気持ちで自分がイヤになって、それから一晩たって、やっと白い気持ちが戻ってきた。
今はもう、「結婚したんだねー♪」って、穂村さんの幸せ、よごさない気持ちになれる。
でも、読み終わった直後の自分に、ほんとーにびっくりした。
そーいう「びっくり」を知れた本だった。
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私がブログのコメント欄をとじたことで、いろいろ心配してくれたコメント見た。
とじた直前、ある人とずっとやりとりしてたから、そのことで疲れちゃったのかな、って思われてた。
それは違うんです。
って、今、ここで言い訳書く。
ある人とずっと死刑制度の話でやりとりしたことは、コメント欄とじた理由にぜんぜん混じってない。
そのやりとりに、ある女の人から横やりのコメントが入った。
そのコメントは、わざと悪意の言葉を並べてた。
最初、その人は私に好意的なコメントくれてる人だった。
でも、私の返信が気に障ったみたいで、その気持ちを「悪意の言葉の選択」であらわしてきたものだった。
てのひらかえしたよーな悪意の豹変に、私はびっくりした。
だって、どこにも書かれてないことを取り上げてて、「えー。そんなこと、どこに書かれてるのー?」って、私、見落としたのかも、っていろいろ探したし。
でもやっぱりそんなこと書かれてなくて、でもその人は「こー書いてましたよ」って部分をすごい悪意の言葉に書いてた。
だから、その悪意は、どこかに書かれてた言葉の引用なんかじゃなくて、その人の感情だと思った。
自分の感情なのに、ぜんぜん書かれてもない文章を引用したふりして、自分の悪意をカモフラージュしたんだ、って思った。
私はそれにちゃんと返信しよーと思った。
なんて返信したら、そんな悪意の言葉にきちんと答えれるのかなー、って悩んだ。
でも、その「きちんとした答え」をいろいろ考えてる時、私の頭に、ぽっとひとつのセリフが浮かんだ。
「おばさん、バカなの?」
って言葉が、私の中に浮かんできちゃった。
「どこにそんなこと書いてますか?それ、あなた自身の悪意ですよね?」
って、言い返せばいーのに。
でも私、なんかすごくきれいに返信しよーと思って、ムリヤリ自分の中から白い言葉探してた。
そんな自分のムリを、ちゃんと自分がわかってた。
だからつい、私の頭の中に、黒い本音が浮かんできちゃったんだと思う。
その時、自分にびっくりした。
職場で、おばさんたちによく思ってる感情だから。
でも、そーいう愚痴をブログでこぼそーとしたのは、自分の黒い感情の整理のためだったはず。
リアルでおばさんたちに「ハァ?バカなの?」ってうっかり言うの、防ぎたかったから。
私のブログにいろんなとこでコメントもらって、その中には意地悪いコメントもあった。
私はそーいう言葉は、自分が感情的にならない練習になる、って思ってた。
だから、いろいろやりとりが続くよーなコメントが来ても、その返信はいつも、じーっと頭を冷静にして考えて、このやりとりでいろいろ勉強しよーという気持ちになってた。
それが、たったひとつのコメントで、自分のボロが出た。
ほんとに、ぽんっと、黒いセリフが頭に浮かんじゃった。
それをとめるのが「理性」じゃないの?
そーいう黒い言葉をもっとちゃんとした言葉にするのが「知性」じゃないの?
自分の頭の中の言葉は、パソコンの画面に開いたメモ帳のよーに、入力した文字がカーソルの点滅に導かれて出てくるわけじゃない。
いろんなとこから、ぽんぽん、浮きててきたり、噴きでてきたり、テロップみたいに流れてきたり。
整理されない言葉は、自分でコントロールできない。
私はまだ、あーいうどす黒い本音を、ブログでも湧かせちゃうんだ、って、自分にすごいびっくりした。
こんなんじゃ、いろんなコメントもらって、やりとりをする、なんて、私にはまだムリ、って思った。
突然向けられた予想してない悪意に、私はまだすぐ知性のボタン押せない。
少し時間がたてば、なんでその悪意が湧いてきたのか、なんでそれを向けられたのか、ちゃんと考えれるのに。
でも、見た瞬間、知性のボタン探す前に、頭の中でぼんっと黒いマグマ、噴火させちゃう。
私はまだ知性がぜんぜんダメ。
一番肝心な時、それが一番先に発動しない。
穂村さんのエッセイも、楽しい♪楽しい♪ってユルユルの気分で読んでたから、最後にうっかり黒噴火。
その「うっかり」は自分の本性。
それをすっごい気づかされた。
コメントとエッセイのおかげで。
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おわび。
あー、ほんとだ。違うー。
ヤマネさんのID、間違ってました。
ごめんなさい。。。。。
どっからかコピペしてきたんだけど、どこで間違ったのかナゾ。
これがほんとの?(^_^)
id:sho_yamane さん。