ひきこもり女子いろいろえっち

20代ひきこもり系非正規女子のつまんないぼやき。とてもダメな人が書いてます。

まっくろ山の黒噴火

吹き荒れた 一日過ぎて ツンと澄む 月夜の輝き 明日は晴れかな

 

 って、夜書いて、インタビューズをいろいろ答えてたら、酔いすぎてこっちは下書き保存にした。

今日は台風一過のすっごい秋晴れ。

 

疲れて眠い時にバドワイザーとカシス飲んだから、なんか頭がふわふわ酔って、インタビューズの答えがすごいことになってた(^_^)

インタビューしてるの、ぜったいヤマネおにーさん(id:sho-yamane)だと思ったから、酔った勢いでヘーキで答えてた(^_^)

 

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現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)

現実入門―ほんとにみんなこんなことを? (光文社文庫)

 

これ、やっと最後まで読んだ。
最近、仕事でいろいろ疲れすぎてて、ベッドで本開くとすぐ眠くなって、ぜんぜん読めてなかったから、ずっと相撲のとこで止まってた。

その次の章を読みだしたら、パラサイトシングルだった穂村さんが部屋を探しに行く話だった。

このエッセイは、もともと穂村さんが書いた「人生の経験値リスト」で未経験になってたことを体験してみて、ってテーマだった。
サクマさんっていうすごいきれいな編集者さんが依頼してきて、穂村さんと一緒に体験してくれることになってた。

その依頼の打ち合わせのときに、穂村さんは独り暮らしもソファーのある部屋にも住んだこともない、って話が出てた。

だから、「最後はほんとに独り暮らしするんだー!」って、わくわくした。


私のその、わくわく返して。


宇多田ヒカルの歌で、「わたしの心返して」って歌詞があるけど、このセリフ、リアルでほんとに言っちゃう時が来ると思わなかった。

えー、えー、えー、えー、えー、ってすっごい声あげたから。
ほんとに声、出てたから。


私の心、返して。


そのこと書くと、このエッセイのネタバレになっちゃうけど、それでも書くので、ネタバレ読みたくない人はここまでにしといてください。


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この「パラサイトシングルマン、部屋を探しに」の中で、穂村さんが部屋を探した街は「花荻窪」って書かれてた。
隣は荻窪で、その反対の隣は吉祥寺、って。

「えー、荻窪と吉祥寺のあいだって西荻窪じゃなかったー?」ってびっくりして、誤植だと思った。

中央線じゃない私鉄があるのかもー、って思って、それで調べてみた。
でも、そういう駅名出てこないから、なんで穂村さんが「花荻窪」って書いてるのか、そのこと調べてみた。

「穂村 花荻窪」
って、グーグルの検索バーに入力した。

これで出てきたの、みてみてー。


「うそー、うそー、うそー、うそー、うそー」
って、私、声出したから。

それから慌てて、エッセイの続き、読んだ。
読みながら、ぜったい涙目になってたと思う。

なんでー。

結婚なんてしたくない、って書いてたじゃーん。

生活といううすのろを乗り越える気がしない、って書いてたじゃーん。

だから、私、
「私もそう♪」
って、穂村さんにすごい共感して、それで穂村さんにすっごい恋しちゃったのに。


私の心、返して。


穂村さんが、今は結婚してるってのは知ってる。
だから、こんなエッセイ書いたあと、うすのろ越えれる人と出会ったんだー、って思った。
その時は、もー独身じゃないの残念、って思ったけど、でも、穂村さんが幸せなのは嬉しい、っていう白い気持ちもほんとにあった。


その白い気持ち、「現実入門」読み終えた時は真っ黒。

このエッセイ、ひとつひとつの体験読んでるあいだに、「いつのまにこんなことになってたー!」ってことになってた。


うう。(穂村さんの真似)


「ぼくは独身ですよ。結婚なんてとても考えれないからなー」
って笑ってる男の人に、
「私も、です♪」
って共感して、それでいろいろ一緒に遊んでた気分。

それが、このエッセイ読んでる時の気分だった。

でも、その人、いつのまに。


うう。(穂村さんの真似)


エッセイ読んでて、穂村さんが褒めるサクマさんを、私も好きになってた。
なんでこんなステキな女の人と、こんないろいろ体験ごっこして、恋愛になっちゃったりしないんだろー、って思ったし。

編集者さんってプロだから、ちゃんと仕事と自分の感情切り分けれるのかなー、って思った。
それとも、穂村さんのこと、タイプじゃないから、仕事の担当ってだけでいれるのかなー、って思った。

それを穂村さんも気づいてたから、サクマさんとは仕事だけしてたのかなー、って思った。

穂村さんは、違う人と結婚したんだと思ってたから。
このエッセイのずっとあとに、だれかと出会って結婚した、って思いこんでたから。


うう。(穂村さんの真似)


私の心、まっくろ。


この、まっくろさに、自分がすごいびっくりした。

これって、ヤキモチ、だよね?って。

そーいう感情、自分がこんなに持ってる、ってのにすごいおどろいた。


なんで、
「わー♪おめでとー♪」
って、穂村さんのハッピーエンド、喜べないの?

なんで、
「だまされたー」
って、醜い気持ちがわーっと膨らむの?

自分がすごいイヤになった。
そーいう読後感になった(;_;)


ヤキモチ、って感情はきらい。
ヤキモチやいてる自分のこと、イヤになるから。

悲しい、って思う気持ちと違う。

失恋した時、傷つくのって、悲しいって気持ち。
でも、その気持ちにヤキモチが混ざると、悲しい感情がどす黒くなる。

好きだった先生と、もー会えないってことになった時、このどす黒い感情消すのが大変だった。
先生に会えなくなるつらさより、どす黒い感情をムリヤリ消すつらさのほーが強かった。

もう、あーいう自分はぜったいイヤ、って思ったから、私はヤキモチって感情、持たないことにした。


でも、そんな自分の誓い、自分が簡単に裏切る。


エッセイ読みおわってから、どす黒い気持ちで自分がイヤになって、それから一晩たって、やっと白い気持ちが戻ってきた。

今はもう、「結婚したんだねー♪」って、穂村さんの幸せ、よごさない気持ちになれる。
でも、読み終わった直後の自分に、ほんとーにびっくりした。

そーいう「びっくり」を知れた本だった。

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私がブログのコメント欄をとじたことで、いろいろ心配してくれたコメント見た。
とじた直前、ある人とずっとやりとりしてたから、そのことで疲れちゃったのかな、って思われてた。

それは違うんです。
って、今、ここで言い訳書く。

ある人とずっと死刑制度の話でやりとりしたことは、コメント欄とじた理由にぜんぜん混じってない。

そのやりとりに、ある女の人から横やりのコメントが入った。
そのコメントは、わざと悪意の言葉を並べてた。
最初、その人は私に好意的なコメントくれてる人だった。
でも、私の返信が気に障ったみたいで、その気持ちを「悪意の言葉の選択」であらわしてきたものだった。
てのひらかえしたよーな悪意の豹変に、私はびっくりした。

だって、どこにも書かれてないことを取り上げてて、「えー。そんなこと、どこに書かれてるのー?」って、私、見落としたのかも、っていろいろ探したし。
でもやっぱりそんなこと書かれてなくて、でもその人は「こー書いてましたよ」って部分をすごい悪意の言葉に書いてた。

だから、その悪意は、どこかに書かれてた言葉の引用なんかじゃなくて、その人の感情だと思った。
自分の感情なのに、ぜんぜん書かれてもない文章を引用したふりして、自分の悪意をカモフラージュしたんだ、って思った。

私はそれにちゃんと返信しよーと思った。
なんて返信したら、そんな悪意の言葉にきちんと答えれるのかなー、って悩んだ。

でも、その「きちんとした答え」をいろいろ考えてる時、私の頭に、ぽっとひとつのセリフが浮かんだ。

「おばさん、バカなの?」

って言葉が、私の中に浮かんできちゃった。

「どこにそんなこと書いてますか?それ、あなた自身の悪意ですよね?」
って、言い返せばいーのに。
でも私、なんかすごくきれいに返信しよーと思って、ムリヤリ自分の中から白い言葉探してた。

そんな自分のムリを、ちゃんと自分がわかってた。
だからつい、私の頭の中に、黒い本音が浮かんできちゃったんだと思う。

その時、自分にびっくりした。
職場で、おばさんたちによく思ってる感情だから。

でも、そーいう愚痴をブログでこぼそーとしたのは、自分の黒い感情の整理のためだったはず。
リアルでおばさんたちに「ハァ?バカなの?」ってうっかり言うの、防ぎたかったから。

私のブログにいろんなとこでコメントもらって、その中には意地悪いコメントもあった。
私はそーいう言葉は、自分が感情的にならない練習になる、って思ってた。

だから、いろいろやりとりが続くよーなコメントが来ても、その返信はいつも、じーっと頭を冷静にして考えて、このやりとりでいろいろ勉強しよーという気持ちになってた。

それが、たったひとつのコメントで、自分のボロが出た。
ほんとに、ぽんっと、黒いセリフが頭に浮かんじゃった。

それをとめるのが「理性」じゃないの?
そーいう黒い言葉をもっとちゃんとした言葉にするのが「知性」じゃないの?

自分の頭の中の言葉は、パソコンの画面に開いたメモ帳のよーに、入力した文字がカーソルの点滅に導かれて出てくるわけじゃない。
いろんなとこから、ぽんぽん、浮きててきたり、噴きでてきたり、テロップみたいに流れてきたり。

整理されない言葉は、自分でコントロールできない。

私はまだ、あーいうどす黒い本音を、ブログでも湧かせちゃうんだ、って、自分にすごいびっくりした。

こんなんじゃ、いろんなコメントもらって、やりとりをする、なんて、私にはまだムリ、って思った。

突然向けられた予想してない悪意に、私はまだすぐ知性のボタン押せない。

少し時間がたてば、なんでその悪意が湧いてきたのか、なんでそれを向けられたのか、ちゃんと考えれるのに。
でも、見た瞬間、知性のボタン探す前に、頭の中でぼんっと黒いマグマ、噴火させちゃう。

私はまだ知性がぜんぜんダメ。
一番肝心な時、それが一番先に発動しない。

穂村さんのエッセイも、楽しい♪楽しい♪ってユルユルの気分で読んでたから、最後にうっかり黒噴火。

その「うっかり」は自分の本性。

それをすっごい気づかされた。
コメントとエッセイのおかげで。

 

 

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おわび。

 

あー、ほんとだ。違うー。

ヤマネさんのID、間違ってました。

ごめんなさい。。。。。

どっからかコピペしてきたんだけど、どこで間違ったのかナゾ。

 

これがほんとの?(^_^)

id:sho_yamane さん。