ひきこもり女子いろいろえっち

20代ひきこもり系非正規女子のつまんないぼやき。とてもダメな人が書いてます。

腐らない伝説

無灯火で ケータイ片手に 耳イヤホン 夜道逆走 最強自転車

 

こんな高校生男子の自転車見かけたけど、爽やかに走ってて、無敵のヒーローって感じだった。

 

インタビューズに答えてたら、こっち書く時間、またあんまり残ってないー。

 

高校の時の友だちのコケちゃんのとこに、遊びに行ってきた。

コケちゃんは、なんにもないとこでもすっごいコケるコケ名人だから、コケちゃん。

 

ゴスちゃんとかマヨちゃんからも、いつも、

「そこでコケるんじゃないよー」

って注意されたりしてて、

「こんなとこで、どーやってコケれるのー」

って笑いながら、つぎの瞬間、盛大にコケてる。

 

もー、子供がいる。

子供抱いてたらぜったいコケれないから、コケちゃんが子供生むって知った時は、みんなすごい心配した。

 

コケちゃんは入籍してないけど、カレシ(子供の父親)と一緒に住んでる。

でも、カレシ、すぐ仕事やめるし、お金のムダ使いがすっごいから、コケちゃんちはすっごいビンボー。

 

そんなオトコ、追い出して母子家庭になって、手当もらいながらコケちゃん働いてたほーがお金持ちになれるよねー、ってみんな思ってるけど、ダメ男とわかれないコケちゃんって、うちのお母さんみたいなとこある。

 

お金がなさすぎて、ベビーカーなんて買えなかったから、

「コケならぜったいすぐ転んで、子供放り投げちゃうよ!」

って、私たちみんな心配して、友だちでお金だしあってベビーカー贈った。

 

それ以外にも、いろいろお金なさすぎて、携帯もとめられて強制解約になって、コケちゃんと連絡とるのは、直接行くしかない感じになってる。

コケちゃんから連絡来る時は、公衆電話だけど、そのお金もない時あるから、これも友だちとお金だしあって、テレホンカードが切れないよーに買ってあげてる。

 

それ以外にも、子供のゴハン買うのがギリギリで、おやつとか買ってあげれてない時は、私とかほかの友だちは、遊びに行くついでにいろいろ子供用のお菓子や子供が飲んでヘーキな飲み物とか買ってってる。

 

それで、そろそろコケちゃんちのお菓子がなくなってる頃ー、って思って、お菓子と、お母さんが「これ持っていきなさい」ってくれたフルーツゼリーの詰め合わせ持って、コケちゃんちに行ってきた。

 

そしたら、コケちゃんちであり得ないもの、見た。

「えー、あれ、まだあるのー?」

って、コケちゃんに言ったら、

「ずっと忘れてたんだけどさー。急にまた暑くなったじゃん。そしたらあれ、触れないことになってるー(ToT)」

って、コケちゃんが泣きそーな声で言ってきた。

 

「あれ」

って、マックの紙袋。

コケちゃんの子供、すごいマック食べたがってたから、前に来た時、私が買ってきたやつ。

私もコケちゃんちで一緒に食べたし。

 

その時の紙袋が、台所の隅っこにまだ置いてあった。

 

 「触れない、ってなんでー?」

って聞いたら、

「さっきー、それいー加減捨てよーと思ってー、それで中みたら、もームリだったー」

って言うだけ。

 

なんでー?

って思って、私が捨ててあげよーとして、紙袋のとこに行った。

そしたら、中が見えた。

 

この前、ぜんぶ食べきれないで食べ残しがあったこと、思いだした。

 

「ね?」

って、あっちの部屋からコケちゃんが言ってきたから、

「ね、じゃねーし」

って、思った。

 

マックって腐らない都市伝説があるけど、あれ、ウソだから。

 

っていうの、そこで私、知った。

 

紙袋の中は、白いうようよ、がたくさん、うようよしてた。

 

「これ、うようよしてるー」

って、言ったら、

「いつからうようよしてるんだろー」

って、コケちゃんが泣きそーに言ってきた。

 

まだ、ぶんぶん飛ぶやつに変身してないから、このうようよがうようよしだしたの、最近な気がする。

紙袋のまわりにも、ぶんぶんしてるの、いなかったし。

 

「それ、見なかったことにしたいー」

って、コケちゃんが嘆いてたから、

「見なかったことにしてたら、そのうち、見たくなくても見るハメになってたよ!」

って、言った。

 

何日かしたら、これぜんぶ、ぶんぶん変身すると思うから。

 

「うようよしてるうちに、捨てるんだー」

って、私が捨てよーとしたけど、コケちゃんち、ゴミ袋がなかった。

コケちゃんとこは、透明なレジ袋でも捨てれるとこだから、買い物した時のレジ袋に捨ててたんだって。

ゴミ袋買うお金ないから、って。

ペットボトルと缶と牛乳パックのゴミは、買い物してるスーパーの資源回収のポストに入れてたんだって。

 

だから、生ゴミ以外のゴミは、いろいろたまってた。

(こーいうのは腐るものじゃないから、ためててもヘーキだけど)

 

カレシのお給料日がまだだから、それまではゴミ袋買えないから、って言ったけど、マックの紙袋は、コケちゃんちに残ってたレジ袋には入らない大きさだった。

 

「ゴミ袋買ってくるから、それ見張ってなよ。。。。。。」

って、私はそっと外に買いに出てった。

 

それで、45リットルのゴミ袋の50枚入りのやつと、うようよやぶんぶんを殺せる殺虫剤買ってきた。

 

うようよがたくさんうようよしてる紙袋を、そっとゴミ袋に入れて、それを外に持ってって、袋の中に殺虫剤撒いた。

それで、ぎっちり袋閉めて密封して、可燃ゴミの日に出すことになった。

 

「すごーい。ミカサって強いねー。また出たらミカサ呼ぶから」

って、コケちゃんに感動されたけど、呼ばなくていーから。

 

っていうか、もー、うようよ育てるの、危険。

私と一緒に、頭ん中でなめこ育てたほーがいーし。

 

マックは、食べ残したら、やっぱちゃんとすぐ捨てるべきー。

っていう事実、発見。