国民的作家パワー
本持って お昼ゴハンと ドリンクバー 目当てにファミレス 外は秋雨
ほんとはこれ書こーと思って、はてな開いたんだけど。
明日の夜勤から仕事復帰しなくちゃいけないけど、まだ足のほーのヤケドが治りきってなくてぴったりしたデニムとか穿けないから、仕事用のカーゴパンツ買いにいった。
そのついでにブックオフも行ったら、春樹のおじさんのデビュー作の文庫見つけたから買ってきた。
コメント欄で、これも勧めてもらってたから。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1982/07
- メディア: 文庫
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前に買った「意味がなければスイングはない」は、最初からちゃんと読もーと思ったんだけど、最初の「シダー・ウォルトン」のとこですでに挫折しそー(;_;)
だって、シダー・ウォルトンなんて人、ぜんぜん知らないし。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/12/04
- メディア: 文庫
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年齢やスタイルを問わず、今現役で活躍しているジャズ・ピアニストのうちで、いちばん好きな人を一人あげてくれと言われると、まずシダー・ウォルトンの名前が浮かんでくるわけだが
「浮かんでくるわけだが」
って言われても、私の頭にはぜんぜん浮かんでこないから。
私がすぐあげれるジャズ・ピアニストって、キース・ジャレットぐらい。
それしか知らない、って感じ。
「ちょっと、ぼくと話しませんか」
って、ブックオフで春樹のおじさんと出会って、それで近くにカフェなんて都会なお店はないから、サイゼリヤをイタリアンレストランってことにして、そこでドリンクバー頼んで(単品で頼むと高いから、なんか食べるし)、それで私と春樹のおじさんはテーブルで向かい合うの。
でも、私がドキドキしてたら、春樹のおじさんはいきなり、
「年齢やスタイルを問わず、今現役で活躍しているジャズ・ピアニストのうちで、いちばん好きな人を一人あげてくれと言われると、まずシダー・ウォルトンの名前が浮かんでくるわけなんだよねー」
って言いだして、私は、
「はあ。。。。。。。。。。」
って言いながら、
「シダーさんって誰なのかなー」
って思っちゃうんだけど、春樹のおじさんはどんどんシダーさんの話続けてて。
「シダー・ウォルトン、うん、悪くない堅実なピアニストだね(※本文より)」
って相槌も打てない私。
春樹のおじさんがすっごいすっごい熱くシダー・ウォルトンのこと語り続けてるのに、私は109円のフォッカチオかじりながら、シダーさんの顔をいろいろ想像したりするけど、そのうちなんとなく窓の外見て、走ってる車濡れてるしー雨降ってるしー、とか思ったりしてすっかり上の空。
っていう感じになってきたから、シダーさんと知り合いになるまで他の本読むことにしたー。
それで、「風の歌を聴け」を買ってきて、サイゼで読んだら、一行目からすっごい読みやすかった。
少し読んで、それからドリンクバーにアイスコーヒーのおかわりもらいに行った。
その時、文庫を表紙上にしてテーブルに伏せてったから、隣の席にいた男の人にちらちら見られてた。
席に戻ったら、
「村上春樹好きなの?」
って、話しかけられた。
「村上春樹って人は好きだけど、いっこも読んだことないから、これはじめて読んでるんです」
って、答えた。
シダーさんの挫折は、ないことにして。
そしたらいろいろ本の話されて、それからまた本の話したいから、ってメルアド聞かれて、それでメルアド交換した。
春樹のおじさんで友だち作れるー!
ってびっくりした。
国民的作家ってすごい。