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ひきこもり女子いろいろえっち

20代ひきこもり系非正規女子のつまんないぼやき。とてもダメな人が書いてます。

〈生活〉といううすのろ

リビングの エアコンから水 垂れてきた はいはい私が 調べる役目(ToT)

 

補助勤に行く前、リビングでお母さんが悲鳴あげてた。

見にいったら、エアコンからボタボタ水が流れ落ちてた。
今年の夏はリビングのエアコンずっとつけっぱなしで、切ったことない気がする。

 

しょーがないからドレンホース調べたけど、なにもつまってなかった。

私がサポートに電話して修理の手配することになった。

 

エアコンのフィルターは一週間に一度、私が掃除機かけてる。
家事はお母さんが主にやるけど、お母さんは仕事が忙しいから、子供のときから私もやれることはやってる。

 

うちはお父さんがぜんぜんお金いれないから、お母さんが家族ぜんいんとお父さんの税金や保険(車とか医療とか)のお金だしてる。

 

私が小さい時は、うちはオシャレな一軒家に住んでた。
建築のデザイナーが実験的に造ったモデルハウスみたいな家で、階段は螺旋になってて、中2階と2階は段差になってるだけで部屋の壁っていうのがない。
1階はちゃんと部屋に分かれてて、お父さんのカメラのスタジオと親の寝室があって、地下はお母さんのダンススタジオ(お母さんは踊りの先生)があった。
中2階にリビングとキッチンがあって、2階にお風呂と子供部屋があった。

お母さんが結婚した時、お父さんがアパート借りるお金も持ってなかったから、お祖父ちゃん(お母さんのお父さん)が家買うお金だしてくれて、それでお父さんとお母さんが相談してオシャレな家建てたんだって。


その頃はお母さんは人のスタジオでクラス持ってるだけの先生だった。

私も小さい時はクラシックバレエ習わされた。
でも私は、ああいうのはぜんぜん合わなくて、保育園のクリスマス会の時にやったよーなダンスをやりたがった。
それで、リズムダンスの教室にかえてくれた。
ヒップホップとかすごい楽しくて、大きくなったらダンサーになろうと思ってた。
まだ小学低学年の時だけど。

 

バレエの基礎はお母さんが家で教えてくれてた。
お祖母ちゃんが、楽器もやれるといーね、って言って、エレクトーン買ってくれた。
だから、その教室にも通ってた。

 

でも、お父さんがだんだん帰ってこなくなって、帰ってきても、親はよく喧嘩してた。
お父さんは優しい時はすごい優しいけど、キレるとヤクザになる。

 

学生の時、すごい不良すぎて警察に補導されたりしてた、って言ってたけど、それも、違う学校の不良にからまれるとすぐキレて喧嘩になったからなんだって。

お父さんはそういう喧嘩で負けたことがないから、キレるのに反省したこともないんだって、お母さんが言ってた。

 

お母さんは頭がいーから、喧嘩になるとお父さんはバカすぎて言い返せなくなる。
それで、ある時、すごいキレたお父さんがお母さんにはなにもできないからって、私の部屋に来て、部屋の中、すごいグチャグチャにしてった。
「やめて!」
って怒鳴りながら泣いた私は、それでお父さんにすごい蹴飛ばされた。
何回か蹴飛ばされた。
痛すぎて私は声出さないで泣いて、ずっと床に転がってた。
お母さんがすごい怒鳴って、お父さんをなんかで殴ってた。
すごい修羅場。

 

それでお母さんは警察呼んだ。
警察が家に来て、お父さんが私を蹴飛ばしたってお母さんが訴えたけど、警察が来た途端、お父さんはすごい優しいお父さんに戻ってた。
「オレがカッとなったんです。オレが悪いんです」
って警察の人の前ですごいうなだれて自白したから、警察のおじさんは、
「お父さん、反省してるからね。許してあげて」
って私に言った。


お母さんは、
「この人のこれ、演技ですけど」
って言ったけど、
「まあまあ、奥さんも夫婦喧嘩のことに警察は入れませんから。旦那さんも本当に反省してるよーですから。子供さんたちが可哀相だから、なんとか大人の話し合いしてください」
って言って、そのまま帰った。

 

警察が帰った途端、お母さんがお父さんの荷物まとめて追い出した。
「子供蹴飛ばしたのだけは許せないから。もう家に帰ってこないで」
って追い出した。

お父さんは出ていく時、私に、
「オレは追い出されるからね。ミカサが許してくれないから、お父さん、もうこの家にいれないから」
って泣きそうな顔して言った。

 

それで私はお母さんに、
「お父さん、許してあげて。お父さん、追い出さないであげて」
ってすごい泣いて頼んだ。

お母さんは私に、
「あんた、騙されてるよ。お父さん、ぜんぜん反省してないから。反省してたらあんたのせいにしないから」
って言って、お父さんをそのまま追い出した。

 

その日のこと、私はなんでかすごい覚えてる。


その時は私にはぜんぜんわかってなかったから、お母さんひどい、って思って泣き続けた。
お父さん、可哀相、って思った。
お母さんのこと、嫌い、って思った。

 

でも、私が大きくなって、その時のこと、だんだんわかってきた。
お母さんの言う通りだと思う。
お父さんが私を蹴っ飛ばしたこと、ほんとに反省してたら、
「ミカサが許してくれないから」
なんて、自分が出ていかされるの、私のせいにしないと思うから。

 

お父さんが最初に追い出されてから(そのあとお父さんはときどき帰ってきたり出てったりの繰り返し)、そのあと、お父さんはどーしても離婚したくない、って家に帰ってきてすごい泣いた。
お母さんにすごい謝ってたけど、でもそれからうちの親はフツーの親みたいにずっと一緒に暮らしたりはしなかった。

 

それからお父さんがすごい借金してたってことがわかった。
私がそーいうの知ったのは、家にすごい取り立てが来るよーになったから。
すごかった。
お父さんはいろんなところからお金借りてて、返せないとヘンなところから借りてて、それでウシジマくんみたいなことになったんだって。

 

お父さんは、フツーの時はすごい優しいけど、自分がキレたりパニックになるとすごいヤクザになる。
借金の取り立てがすごすぎて、お父さんはお祖母ちゃん(お母さんのお母さん。お祖父ちゃんはもう死んでたから)と叔母さん(お母さんの妹)の家に押しかけて、お金貸してくれるまでヤクザみたいになってたって。

でもお祖母ちゃんはそんなことで負けない人だから、ヤクザになったお父さんに極妻みたいになってお説教して追い返したって。

 

私のお母さんもお祖母ちゃんからお説教されて、それから何年も私や弟もお祖母ちゃんの家に連れてってもらえなくなった。

お父さんは借金取りから逃げちゃって、お母さんのクレジットカードでも借金してたから、お母さんがそーいうの返した。


家売らないとダメな金額だから、って、
「この家、なくなるけどいーね。恨むならお父さん恨みなさい」
って私と弟はある日言われた。

お母さんはその頃、スタジオ独立して自分でやるつもりで、お金貯めてたんだって。
それもお父さんはぜんぶ貯金ひきだして逃亡してた。

 

うちは急に(子供にとって、ってだけでお母さんには急じゃないんだろーけど)すごい地獄が来た。
お母さんもすごいおかしくなってた。
当たり前だけど。

引っ越ししたけど、最初は2Kのすごい狭いアパートだった。
それもすっごいオンボロ。
そこに移せるだけ荷物移して、それからもっとちゃんとしたとこ探すから、って言われた。

その時からエレクトーンもなくなった。

 

取り立てでヘンな人が家に来て、近所にも聞き込みされて、近所に恥ずかしくなったから引っ越したんだって。
そーいうの、私が高校生になってからお母さんからちゃんと話してもらった。

 

学区が変わったからお母さんが役所でいろいろ話したみたいだけど、ちゃんと転校しないとダメって言われて、私と弟は転校した。

 

それからお母さんがもっとちゃんとした部屋借りて、そこにもう一度引っ越した。
その時もまた転校になった。

そしたら、お父さんが新しい人と浮気してて、その女の連れ子が私たちとおなじ学校に通ってた。


なんでお父さんは、近所で浮気するのかわかんない、って、私は大人になってから、お父さんがどれだけ最低なバカかわかるよーになった。

 

お母さんは、お父さんの浮気相手の連れ子が私と同じクラスの男子、って知って、すごい発狂した。
クラスの担任も、お父さんのほーに呆れてた。

 

その時のお父さんの浮気相手の女の人はすごかった。
学校に来て、私にいろいろお母さんの悪口言った。

お父さん、こんな性格ブス(顔もお母さんのほーが綺麗だし)の女といるんだ、ってすごい悲しくなった。
お母さんの悪口言われたことは、私はお母さんには言えなかった。

 

でも弟はバカだから、その女にゴハン食べに連れてってもらってた。
その頃、うちはすごい貧乏だったから、弟はファミレスにつられたバカ。
それで、弟はバカだからお母さんに、
「おとーさんがいる※※のおばさん、すごい優しい」
とか言った。

お母さんはその時、
「そーなの。ゴハンご馳走になってよかったね」
って言った。


でもそのあとでその女から私もゴハンに誘われたけど、私は行かなかった。
お父さんから、
「なんで来ないんだよー。せっかくミカサに美味いもん食わせてやろーと思ったのに」
って電話来たから、私はそれですごいワーワー泣いた。

自分でもわけわかんないぐらい、ただワーワー泣いた。
何も言わないで電話ですごい泣き声聞かせた。

 

私はその女の連れ子に会うとまた泣き喚きたくなったから、学校に行けなくなった。

学校に行かなくなったのは、そのせいだけじゃないけど。
学校に行かなくなった理由はどれもお母さんにはほんとのこと言ってない。

 

そのあと、うちは今のとこにもう一度引っ越した。
私と弟はまた転校した。

 

お父さんはそれからも、私や弟に電話してきて、お母さんの悪口言った。
それで、
「いつでもお父さんのとこ来いよ。三人で暮らそー」
って言う。

 

弟は、今もそれでお父さんのこと、信じてる。
いざとなったらお父さんが助けてくれると思ってる。
大学もお父さんがお金出してくれると思ってる。

バカじゃん。
って私は弟に思うけど、弟もそのうち知るから。

 

私も一度、学校でいじめられてた時、すごくつらくてお父さんに電話したことある。
お母さんに言うと心配かけるだけだと思ったから。

「いつでもオレんとこ来いよー」
って言ってくれてたから、お父さんに、
「今から行っていい?」
って泣きながら聞いた。

 

でも、お父さんのそばに女がいて、その女がなんか言ってるのが聞こえた。
「あとで電話する」
ってお父さんはいきなり電話切った。


それから何時間もたって、お父さんが電話くれた。
「今はダイジョーブなの?」
って聞いたら、
「あいつ、風呂入ってるから」
ってお父さんが言った。
その女がお風呂に入ってないと、娘にも電話できないの?ってすごい呆れた。
私、お父さんの子供なのに、愛人みたい。

 

それでお父さんは、
「今は来られても困るから、こんど、飯食いにつれてくよ」
って言った。

私はこれでお父さんの「いつでも来いよ」がウソ、ってわかった。

 

お父さんとの思い出は、いろいろ。

その時の感情もいろいろ。

 

ペーパームーンに書いたことも、お父さんがこんなふーにいい加減に生きてきたあいだの「優しい」すきまに挟まったいい思い出。

そのおなじ時間の流れで、違う時は、お父さんは私を切り捨ててたし、私もお父さんに傷ついたり醒めたりした。

 

お父さんはお母さんから嫌われたことをずっと恨んでる。
自分が悪いくせに、その自覚がぜんぜんない。
私や弟にもいつもお母さんの悪口言う。
でも、お母さんに毎月、ラブレター送ってるの、知ってる。
私、見ちゃったから。

「あなたを愛してます。一番愛してます。家に戻りたいです」
ってこととかいろいろ書いてる手紙を、ずっと毎月送ってきてる。

お母さんはそれに返信してるのかわからないけど、お母さんもその手紙、捨てないで革のトランクにぜんぶ入れてる。

 

お母さんは、お父さんに独立の貯金を使いこまれてから、独立するのはもう決めてたから、いろいろ苦労して独立した。

それでお父さんの借金返しながら、お母さんは仕事仲間の人と一緒にスタジオやってる。

 

仕事が忙しすぎて家事する元気もない時もあったから、私も家のこと、なるべくするよーになった。
お母さんはカラダ壊して入院したことある。
その時は私と弟だけだったけど、それでけっこう家事はいろいろ慣れた。

 

お母さんは完璧に家事やるヒマなんてないから、お母さんがめんどくさがることは私の仕事になった。
エアコンのフィルター掃除とか、お風呂場の排水口の掃除とか、トイレ掃除とか、網戸掃除とか。

私もときどきめんどくさいとさぼるけど。

 

弟も少しはやって、と思うけど、なんで男って家事は自分の仕事じゃないって思うか、わかんない。

 

ダリさんが、私と結婚したいんだって。
なかなか会えないから、一緒に住もうよ、って言ってきた。
私が「うん」って言わなかったから、「ちゃんと結婚考えてるから」って言ってきた。

もう何年かで40になっちゃうから、結婚したいんだって。
子供もほしいんだって。

私はそういう「結婚して子供作る」ってのが、ぜんぜん「理想」って思えない。
そーいうことして得するのは男だけだから。
苦労するのは女だから。

妻になって家事やって子供生んで子供育てて夫の面倒もみて、なんて生活、死んでも送りたくない。

妊娠もしたくない。
今のカラダ、妊娠でなにか変わってほしくない。

 

お父さんは自分が勝手なのに、お母さんに理想の妻を求めてる。
それで、お母さんが自分に優しくないからって、お母さんを恨んでる。
離婚したくなくて未練あるのに、でもお母さんをほんとに大事にしよー、って自分は変わろうとしない。

ずるいまんまで生きてる。

 

お母さんも、そういうずるい男を結局、許してるのかもしれない。
ぜったい許せないって思うなら、離婚しちゃうと思うし、子供のために籍はいれたままでもお父さんの車のお金を払ったりしないと思うから。
お父さんの大事なもの、ぜんぶ捨ててやればいーのに、と思うから。

 

お母さんがお父さんを愛してる、って思えないけど、夫婦になると、なんかあるんだと思った。
子供もつくると、なんか簡単に切れない関係になるんだと思った。

 

私はそーいうのがイヤ。


ダリさんは結婚すると、自分の幸せって思うのかもしれないけど、私は結婚した自分がなにか幸せになれる、って思えない。

結婚したいなら結婚願望ある女の人探して、ってダリさんに言ったけど、恨まれた。

 

「好き」って気持ちに、いろいろつけないで。
負わせないで。

 

そういうもの、つけるのが「結婚」っていうものなら、私はぜったい結婚なんてしたくない。

「好き」ってだけでつきあえないオトナ、ってのがめんどくさい。

 

お父さんもお母さんも、丸井のナンパの時のままなら、たぶん「幸せな恋」だったんだと思う。

そのあとで結婚したり子供つくったりするから、めんどくさい役目や責任や要求が生まれてくる。

 

純粋に好き、ってだけでいーのに。
「愛してます」
ってラブレター書いて、それもらって、どこかに大事にしまって。

 

それだけで幸せな恋人なのに。

 

穂村さんが佐野元春の歌の歌詞のこと、エッセイに書いてた。

 

〈生活〉といううすのろがいなければ 
 // 情けない週末 // 佐野元春

 

お母さんがこの曲のCD持ってたから、聞いてみた。

 

穂村さんは、このエッセイの頃は、この「生活といううすのろ」を乗り越える気がなくて結婚したくない、って書いてた。
(その後、うすのろ乗り越えて結婚しちゃったけど)

 

お父さんとお母さんも、この「生活というすのろ」がなければ、いつまでもユーミン聞いてお父さんの伝説のサーフィンの話で盛り上がってられたんだと思う。

 

お父さんは、生活といううすのろをやってける頭なんてなかった。
お母さんは、生活といううすのろ乗り越えてくれない男を捨てて、うすのろな生活を切り替えることができなかった。

 

結婚したい、って気持ちは、どこから湧くの?
うすのろを幸せに変えれる気持ちって、どーしたら湧くの?

 

私はお母さんがお父さんと結婚した年になったら、わかるよーになるの?